22才のm君は四ヶ月の受験勉強で電験3種に合格できました。

電工を2年間経験して、打ち合わせ会議や上司の会話の内容が充分に理解できないために、自分の将来に不安を感じたm君は、平成10年4月、電験3種の指定講座に入学してきました。

4月から始めた授業は、定番通り、直流のオームの法則から始めました。それからキルヒーホッフの法則、重ねの定理、鳳テブナンの定理と次第、次第にレベルを上げてゆきました。

 7月に入ってから交流回路の講義になりました。交流回路は直列インピーダンスと交流インピーダンスを各々100題(問題は私のホームページに掲載してあります)づつ、インピーダンス、電圧、電流、電力等のスカラー量からベクトル図が完全に描けるように徹底的に練習をしました。また、文章問題は私のホームページを利用して基本問題から練習しました。

 学校が夏休みに入って試験日までの40日間は、私のアドバイスに従って、B問題を繰り返し練習していたようです。度々、メールを使っての質問もありました。

 私が彼にアドバイスした方法は、私が資格試験で試みたものです。

 まず、問題と解答を拡大コピーします。理由は老眼対策でしたが、結果的に通勤途中の電車でも勉強ができました。そのコピーをA5版のルーズリーフの表に問題を、裏側に解答を貼り付けます。そして、表の空欄に出題年数と解答の出来、不出来を記入する欄を設けます。こうしておくと、試験日間近になつて、苦手の問題を集中的に繰り返して練習することができます。

つぎに、年度毎の問題を解答してゆきます。これを2〜3回繰り返すと、関連する問題の出題年度が判明してきます。この関連する問題をルーズリーフを利用して編集すると、出題の傾向が分かってきます。

さらに、編集した関連問題を解いていくうちに、ばらばらだった点のような知識が、一本の線のような知識にまとまってきます。さらに、学習を重ねていくと、この線の知識が面の知識に変化してゆきます。ここまでくると、しめたものです。

 電気の内容が総て把握はできないまでも、試験対策はかなりできてきているはずです。

 この方法はかなりの暗記力が必要ですので、五十路になって初めて電験に挑戦される方には、第一種電気工事士の筆記試験問題から始められることをお奨めします。しかし、時間の関係で、私と同じように直接電験3種に挑戦される方は、A問題も同じような方法でマスターして下さい。

 ちなみに、電験3種は、出願した日から勉強を始めたのですが、一週間もすると何も頭の中に残っていませんでした。そこで、作戦を変更して、8月に入ってから、一日10時間(10時間×20日=200時間)の勉強で合格できました。

 

まじかになった試験に向けて日夜頑張っておられることと思います。今年は特に暑さが厳しいようですので、もし、会場のエヤーコンディションが不調でも切り抜けられるように訓練しておいて下さい。

一昨年受験した折のことです。私の受験会場は最上階の七階でした。おまけに、上層階のため総ての窓は羽目殺しになっていました。

そのため、下の階のたばこの煙と熱気が溜まって最悪の状態になりました。おまけに酸欠と西日を遮るカーテンもない会場のコンディションは午後から極悪になってしまいました。

その結果、法規の解答の24/8の計算ができない状態にまでなってしまいました。

このようなこともあろうかと、午前中の受験勉強はエヤコンなしで行ない、午後と夜はエヤコンを入れて行ないましたが、会場の空かないガラス窓に容赦なく降注ぐ太陽の光線と、階下からの紫煙と熱気、それに狭い会場に多人数の受験者を収容したための酸欠には、対策も水の泡でした。

今年の受験者の方は扇子、濡れタオル、できれば携帯氷嚢と携帯酸素ボンベぐらいは持参して下さい。特に、頭を使う試験ですので、休憩の三十分間で脳の機能を回復させるためには携帯酸素ボンベが有効ではないでしょうか。ただし、使用される場合は、予め使用方法を確かめておいて下さいネ。

極悪条件の甲斐あってか、試験が終わって飛び込んだ会場前のコンビニで飲んだビールは最高でした。無論、試験センターには厳重な抗議のはがきを出しておきました。

電験三種の練習問題を掲載します。

電験三種推薦図書

既出問題を解かれる前に、基本問題で頭のウォーミングアップをどうぞ。

このページでは、「電力」に関する問題を分類して掲載してゆきます。

・・・と思っていたのですが、先日、こんなことがありました。

先日、ある本にトランジスタの四端子回路網のコレクタ電流が回路網から流出する図がありました。一般の四端子網はそれでよいのですが、NPN形トランジスタの場合は、コレクタ電流は流入する回路でなければなりません。気を付けて下さい。

大阪環状線に乗車した折のことです。

私の前に座っておられた(私と同年輩の)還暦チョット前のように見うけられた男性が、表紙を白いカバーで隠した本を、眠たい目を無理に押し開いて読んでおられました。どんな本かチョット気になりましたので、覗かしてもらいました。

見覚えのある本でした。D社の電気理論の参考書でした。その男性はページをめくって、五、六秒は活字を追っているようでしたが、すぐ、コックリ、コックリ船をこぎ始めてしまわれます。思わず、「お父さんご苦労さま」とお声をかけたくなりました。

やはり、社会人にとっては理論の計算問題も大変なんですね。学生のために作ったプリントですが、整理して載せることにしました。

お役に立てば幸いです

1原発の基本問題

2原発の実践問題

3水力発電の基本問題

4水力発電の実践問題

5火力発電の基本問題

6火力発電の実践問題T

7火力発電の実践問題U

8比速度の実践問題

9パーセントインピーダンスとは

10パーセントインピーダンスの基本問題

11変圧器容量の基本問題

12送電線の電圧降下の基本問題

13送電線の張力の基本問題

14送電線の損失の基本問題